電車内、お孫さんを連れてお出かけ中のおじいちゃんが、席の向かい側に掲示されている広告の「大きな文字」だけ読み上げていらっしゃった。
「グ・ラン・ピング…?」
何度も何度も。
ちょっと手持ち無沙汰ということあっただろう。お孫さんも小さいからお互い会話がすぐに通じる雰囲気でもなく、ただただ一人読み。
遠目で見にくい、聞き慣れない言葉なので迷いながら繰り返す。
その同じ広告を、後日私が自分で見ることがありました。乗って遊べる遊具が中央にあって、周りは緑でいっぱいの広告。遊ぶ子どもたちの姿もありました。
ふと。
おじいちゃんが子どもの時ってグランピングという言葉もなかったけど、キャンプも適当な場所でどうぞ、遊ぶなら広い野原でどうぞ駆け回ってください…誰も言わないけど。
最近は、宿より安く、でも便利にと準備されている施設になっていて、そういうのって時代の流れとともに変わってきてることなんだなぁと。
いつの時代も緑の匂いや土の匂いは癒される材料になることだけは、変わらない。

UnsplashのTatsuya Yagiが撮影した写真